Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
大山 幸夫; 今野 力; 池田 裕二郎; 山口 誠哉; 津田 孝一; 小迫 和明*; 前川 洋; 中川 正幸; 森 貴正; 中村 知夫; et al.
Fusion Technology, 28(1), p.216 - 235, 1995/08
核融合炉ブランケット中性子工学に関する原研/米国DOEとの協力計画のフェーズIICとして2種類の非均質ブランケットについて中性子工学実験を行った。実験体系は炭酸リチウムで中性子源を取囲んだ先のフェーズIIA実験と同じ形状である。典型的な非均質体系としてベリリウム多層体系と水冷却体系を選んだ。これらは物質境界で大きな中性子束勾配やスペクトル変化を与え、そこでの計算精度や測定法を調べることが目的である。測定ではボイド効果は低エネルギーに感度のある検出器に対し非均質な領域では無視できないことがわかった。また、ベリリウムや水の近傍で大きなトリチウム生成の増加が見られ、モンテカルロ計算はそのような境界でも良い一致を示した。
池田 裕二郎; 今野 力; 大山 幸夫; 小迫 和明*; 大石 晃嗣*; 前川 洋
Journal of Nuclear Science and Technology, 30(9), p.870 - 880, 1993/09
被引用回数:22 パーセンタイル:86.8(Nuclear Science & Technology)中性子核断面積測定の基準として重要な反応、Al(n,p)Mg,Al(n,)Na,Fe(n,p)Mn,Zr(n,2n)Zr及びNb(n,2n)Nbの反応断面積をD-T中性子源FNSを用い13.3から14.9MeVのエネルギー範囲で絶対測定した。断面積は、各反応の放射化率と随伴粒子計数法で求めた中性子発生率及び角度依存中性子スペクトル分布を考慮して決定したサンプル位置での中性子束から求めた。角度依存中性子スペクトルはモンテカルロコードMORSE-DDで計算し、その妥当性はTOF法で測定した実験値で検証した。
小迫 和明*
JAERI-M 90-199, 114 Pages, 1990/11
核融合中性子工学実験の解析システムの一部として解析結果の処理を実験条件と密接な関連を持ちながら行える反応率・スペクトル編集コードINTERFを作成した。このコードは、輸送計算により得られたスカラー・フラックスを処理し、反応率の計算値と実験値の比(C/E)、スペクトル、反応率分布、等高線分布などを求めることができる。INTERFが対応する輸送計算コードは、ANISN、DOT3.5、BERMUDA-2DN、MCNPとMORSE-DDコードである。本報告では、このコードの概要と機能及び入力データと入出力ファイルについて説明し、実際の使用例を示す。
樋口 健二; 山崎 隆*; 浅井 清
JAERI-M 87-032, 49 Pages, 1987/02
多群モンテカルロ・コ-ドMORSE-DDのベクトル化を行なった。粒子運動を模擬する際、モンテカルロ法は非常に有力な手法であるが、反面多大な計算時間を必要とする。この為、ベクトル処理による速度向上が望まれている。しかし、一般にモンテカルロ法を用いた中性子輸送問題を取り扱う原子力コ-ドは、中世子毎に異なった計算を行なう必要があるためベクトル化が難しい。また条件分岐文が多いと言う性質もベクトル化を妨げている大きな理由の一つである。MORSE-DDコ-ドのベクトル化は、イベントバンク方式と呼ばれるベクトル化手法を用いて行ない、プログラムの細部にわたり書き換えた。その結果、中性子の挙動解析問題に対して、1.55倍の速度向上を得た。使用した計算機はFACOM-VP100である。本報告では、ベクトル化に用いた手法とベクトル処理に関する問題点について述べる。
大山 幸夫; 前川 洋
Nuclear Science and Engineering, 97, p.220 - 234, 1987/00
被引用回数:24 パーセンタイル:88.58(Nuclear Science & Technology)ベリリウム平板体系表面上での中性子角度束をDT中性子による照射下で測定した。実験はNE213液体シンチレーション検出器を用いた飛行時間測定法によっておこなわれた。測定エネルギー範囲は50keVから15Mevであった。平板の厚さは50.8及び152.4mmで測定の行われた角度は0°、12.2°、24.9°、41.8°、66.8°の各点である。実験結果はJENDL-3PRI,ENDF/B-IV,LANLの各核データファイルを用いたMORSE-DDまたはMCNPの2つのモンテカルロ計算コードで計算解析され比較検討された。この結果両者に20~30%の差違がみられた。結論として14.8MeVの中性子に対する弾性散乱断面積の角度分布と非弾性散乱断面積の全断面積の評価値がまだ不充分であることが指摘された。
大山 幸夫; 池田 裕二郎; 森 貴正; 中川 正幸; 中村 知夫
Transactions of the American Nuclear Society, 52, p.112 - 113, 1986/00
中心に14MeVの中性子源をもつコンクリートキャビティ内での中性子場特性を調べた。コンクリートキャビティは核融合炉の第1壁で囲まれたキャビティを模擬しており、キャビティ壁面内に設置した核融合ブランケット模擬実験体系を用いた実験の解析に、これらの中性子場特性は非常に重要である。実験はTOF法によりターゲットからの直接中性子のスペクトル、またシャドウーバーとNE213のアンフォールディング法を用いてキャビティ内での反射中性子成分が調べられた。また放射化箔法によってターゲット周りの中性子放出角分布および空間分布が調べられた。これらの実験結果はモンテカルロコードMORSE-DDを用いた詳細な解析およびモデリングの妥当性の検討に用いられ、その結果、高エネルギー領域では非常によく実験結果を再現するような評価が可能となった。